はじめに
昨今、スマホの普及で簡単なやり取りはメールやSNSで済ませることが多い時代になりました。そんな中、面と向って話すことが苦手な方も増えているようです。とくに自分の滑舌が悪く、相手に上手く伝えることが不得手で、悩まれている方は、結構おられるようです。
「滑舌が悪い原因」と言われているもの:4つ
①話し方が原因の場合
早口、声の抑揚が少ない・・・
②カラダの使い方が原因の場合
口呼吸・姿勢が悪い・・・声量に影響
表情筋をうまく使えていない
③心理的な原因
強い不安、緊張しやすい、自分の声が嫌い
④その他
脳卒中の後遺症、歯並び、舌小帯短縮症・・
当院では「滑舌の悪さ」に「食いしばり」が大きく関わっている事に着目しております。
独自の理論で解説していきます。
「食いしばり」の基本情報!
・まず正しい歯の位置関係は?
姿勢を正して唇を閉じた場合上下の歯と歯が2mm程離れている状態
が正しいとされています。
・食いしばりによる負担は?
とくに自覚のない就寝時の食いしばりは100㎏越の圧力
がかかり続け、連続した緊張は浅い眠りへ!
・食いしばりによる口中の変化は?①
下顎の位置も後上方へ引っ張られます。
この位置は気道(空気の通り道)が狭い状態となります。
これは気道を広げるために下顎を引き上げ、人工呼吸をする場合
の逆になります。この事は区呼吸ごとの酸素の取り込みを浅くし、
声量の低下や慢性疲労へつながります。
・食いしばりによる口中の変化は?②
口を大きく開くことが困難になり、また閉口時も口中の空間は
狭くなります。この事は舌の動きにストレスをかけ続け、適切な
位置に舌をノビノビと動かしづらくなります。
・なぜ食いしばりが多いのか?
食事の内容に問題!前歯を使うリンゴや大きい肉にかぶりつく
ような習慣が減り、柔らかく一口サイズの食べ物を「奥歯」で食
べる習慣が増えたためと言われています。
・その他症状などはコチラを参照!
「滑舌の悪さの原因」と「食いしばり」の関係:
①早口、表情筋に問題がある場合
そもそも「話し伝える」という事は「あ~」の口の形で「い~」が言いづらいように、口の形を整えて、言葉と一致させる作業の連続です。食いしばりにより表情筋が硬くなり、動きが出にくいと、そのタイミングに誤差が生じやすくなり聞き取りにくくなります
②口呼吸、悪い姿勢に問題がある場合
「食いしばり」が強いと下顎は本来の位置より「後上方」へと引き上げられます。これは人工呼吸時に気道(空気の通り道)を広げるために下顎を前方へ挙上する場合の「逆」、つまり「気道が狭い」状態を意味します、当然 呼吸は浅く声量は少なくなります。姿勢も悪くもなります。また口の中の空間も狭く、その中の舌はノビノビとは動けず、ストレスがかかり、発音に適切な舌の位置に誤差が生じやすくなります。
③心理的要因の場合
一説には就寝時の「食いしばり」の上下の歯の接点には100㎏超の負荷がかかっているようで、かなりの過緊張です。この事は 眠りを浅くし、脳の疲れを溜め込んでしまいます。この事は発言の明快さを損ね、たどたどしくさせ、不安感や過度の緊張を作り上げます。
当院では滑舌を良くするために、深く関わりのある「食いしばり」に注目し、改善することにより多くの効果を出しております。また、
「ハリ」に抵抗のある方は、「手技療法」のみでも十分に効果がでてますので、お気軽に お問い合わせ下さい。同時に自宅でできる改善法も指導させていただきます。
「はり」+「手技療法」→¥2.000(税別)
「手技療法」のみ→→→¥1.500(税別)