顔面神経麻痺の一般情報

はじめに
 はじめに

ある日 突然 起こった顔面のゆがみ さぞかし受け入れがたくパニックになられたことと思います。最初は 病院の何科に行けばよいのかも分からない状況ではなかったでしょうか? また 顔面神経麻痺に鍼灸が有効である情報などを手掛かりに 当院ホームページにたどり着いていただきありがとうございます。

もし病院での診察がまだの方は まずは 落ち着いて お近くのMRIやCT検査のできる病院の「脳神経外科」や「耳鼻咽喉科」へ受診して下さい。多くの顔面神経麻痺は鍼灸適応ですが まれに脳に障害があり、そちらの治療を優先しなければならない場合がございます。

これから 顔面神経麻痺について なるべく分かりやすく記しておきます。

ご質問・ご相談などお気軽にご連絡ください。

※顔面神経麻痺に特化した施術料金は¥4,000(税込み・一回)です。

顔面神経麻痺とは?
 顔面神経麻痺とは?

顔面神経は脳神経の一つで、左右あり、顔面半分と舌の前1/3の味覚を支配しております。

顔面神経麻痺はその顔面神経が何らかの障害で麻痺に至ったものです。これには 「中枢性」と「末梢性」に分かれます。

中枢性は脳そのものに梗塞や腫瘍、出血、脳炎などが関与するものです。

末梢性は脳ではなく、脳から伸び出た顔面神経が 顔面部や舌部へたどり着く道中での障害で起こるものです。

中枢性顔面神経麻痺の診断で 脳に障害がある場合はそちらの治療を優先してください。

末梢性顔面神経麻痺の診断であれば 病院の治療と併用して 当院での治療が可能です。このタイプは発症後早ければ早いほど回復が十分見込めますので ご相談ください。

顔面神経麻痺の症状
 顔面神経麻痺の症状  

症状には個人差がありますが「末梢性」と「中枢性」にはそれそれの特徴があります

 

抹消性の顔面神経麻痺の場合

・眉を上方へ動かせない

・額にシワを作れない

・目を閉じることができない

・涙の過剰分泌(眼球の乾燥予防)

・目のごろごろ感、痛み、違和感

・上瞼の下垂

・口を閉じれない(麻痺側)

・飲食物をこぼす

・麻痺側に食べ物溜まる

・口笛不可

・耳の後下部に痛みや違和感

・麻痺側の耳鳴り、難聴

・味覚障害(麻痺側前2/3部)

・麻痺側の首の前部の脱力

・その他麻痺側のこわばり、違和感

 など

 

中枢性の顔面神経麻痺の場合の末梢性との区別できる症状

・額にシワを作ることができる

・両目を閉じることができる場合がある

・口の症状は違いがない

・発症から症状固定までが緩やか

・顔面以外に「手足の脱力やシビレ、麻痺」「ろれつ低下」など併発症状があれば病院での治療を優先にしてください


顔面神経麻痺の原因<
 顔面神経麻痺の原因

中枢性の場合は脳梗塞、脳卒中、脳出血、脳腫瘍、脳炎などですが、

末梢性の場合は 一般的にはストレス・疲労、ウイルス感染、冷え、扇風機などの風、外傷などが挙げられますが、これといったハッキリとした原因が分からない場合も少なくありません。

ですので、とりあえずの薬を処方されるケースが多く、思うような結果が伴わないことも少なくありません。

顔面神経麻痺の鍼灸施術イメージ
顔面神経麻痺の鍼灸施術イメージ

当院の顔面神経麻痺治療のイメージ

鍼灸古典の書物では 今から約2000年ほど前から 顔面神経麻痺を「口眼窩斜」と表現し その時代より非常に有効であると記されております。しかしながら 突然の顔面神経麻痺に動揺されて 当院の鍼灸治療が 患者さんひとり一人にとっての現状に 改善の余地があるものなのかどうか?また、治療を開始した場合、どれくらいの頻度で、どれくらいの期間がかかるのかというイメージがわかないのではないでしょうか?

実際、顔面神経麻痺といっても 一様ではなく 個々それぞれです。

他の鍼灸院では いかいも簡単に治るように記しているケースもありますが、実際は 治療において いくつかの段階もあり、簡単に治る場合も、そうでない期間を要する場合もあります。

ここでは イメージが沸くように 3例を記します。

例1:完全に顔面神経が麻痺しているの場合:ベル麻痺と仮定

  1. この場合、できるなら早急に来ていただき 治療開始当初は 麻痺した筋肉が 微動(兆し)があるまで隔日、週2回程度で詰めて着ていただきます。この時期の治療としては 動きが出るきっかけ作りとなります。もちろん顔面部局所ではなく、全身のバランスをとり、免疫力を挙げることも併用していきます。その期間は平均2~3週間となります。動かなくなった筋肉は萎縮(痩せて硬くなります)し、実際に神経の連絡がうまくつながった時に 萎縮があるとコワバリ感や引きつり感が残ったりします。
  2. 動きの兆しが見られたら、ここから大きく動きに変化が出てきます。様子を見ながら 治療の間隔を徐々に空ける事(週1回から2週間に1回程度)ができます。
  3. 見た目は相当、正常になられても 本人はまだコワバリ感や引きつり感がある場合は引き続き2週間に1回程度の治療となります。

例2:顔面神経が完全には麻痺しておらず微動以上の動きがある場合:ベル麻痺と仮定

  1. 上記の「完全な顔面神経麻痺」の1の段階以降の手順となります。

例3:ライゼイハント症候群由来の顔面神経麻痺の場合

  1. 完全麻痺の場合は、ベル麻痺と同様に微動(兆し)が見えるまで隔日、週2回程度で詰めて着ていただきます。ただし、ライゼイハント症候群の場合は顔面麻痺だけではなく耳の症状(痛み、耳鳴り、難聴、めまいなど)を併発する場合が多く、こちらの状態も同時に良くしなければなりません。ベル麻痺と比べ、この微動(兆し)が出てくる期間は長く、1ヶ月~3ヶ月ほどかかる場合があります。
  2. 動きの兆しが見られたら、ここから大きく動きに変化が出てきます。様子を見ながら 治療の間隔を徐々に空ける事(週1回から2週間に1回程度)ができます。
  3. 見た目は相当、正常になられても 本人はまだコワバリ感や引きつり感がある場合は引き続き2週間に1回程度の治療となります。
西洋医学での顔面神経麻痺
 西洋医学での顔面神経麻痺  

中枢性の顔面神経麻痺は検査をすれば原因が特定されると思いますが、末梢性の顔面神経麻痺の大半であるベル麻痺は 原因が分からない場合が多く とりあえずの治療が一般的なようです。

とりあえずの治療とは 原因が特定されず 根本解決に積極的な治療ではありません。

主なものとしては ステロイドや抗ウィルス剤、星状神経節へのブロック注射、血流改善剤、ビタミン剤、神経賦活剤などをよく試されるようです。あとは顔面筋のリハビリ指導などが挙げられます。薬物療法の一通りの治療が終われば 顔面のリハビリは継続して「しばらく様子を見る」ということになるパターンが多いようです。この時点であまり変化がなく このままで良いのかと いろいろ調べられて 実は鍼灸が有効である事を知るケースが多いようです。

一般的にベル麻痺には 特効薬はなく 発症直後から時間が経てば経つほど 麻痺の筋力は萎縮し 後遺症が残りやすくなるのも 事実です。


当院の治療実績例
 当院の治療実績例

参考までに症例を記載します

症例1:最短期間で回復した例

症例2:病院で治らないといわれたケース

症例3:5年経過後来院のケース

症例4:手術(顔面神経減荷術)後のケース

症例5:他の鍼灸院から来院(発症後2年)

番外:両方の顔が麻痺?

 

施術効果には効果には個人差があります

当院での有効率は85%以上ですが、日々施術法をアップデートしております

いつも最新最適な施術を提供します

ブログ
セルフケアの指導します!
 セルフケアの指導します!  

目からウロコ感のある 当院オリジナルの

①脳の錯覚を利用したリハビリ的トレーニング法(詳しくはこちら)

②麻痺した筋肉をダイナミックに動かすマッサージ法(詳しくはこちら)

を指導します

こちらの動画も参考に


あきらめないで!病的共同運動も
 あきらめないで!病的共同運動も

「原因は神経の誤った再生です」

って言われて諦めてませんでしょうか?

このような固定観念で 思考停止にさせ、積極的な治療をすることをせず、あきらめさせて、妥協させて、受け入れさせ、納得させようとする空気がありますが こちらはこのような固定観念を疑い、否定し、「原因は麻痺した筋肉の萎縮と過緊張のアンバランス」という仮説を立て、立証(結果を出す)し続けている内容の紹介です

 

病的共同運動の改善のために

まずは表情筋の特徴について

病的共同運動の固定観念を否定せよ!

筋肉の萎縮と過緊張について

マイクロストレッチングとマッサージ

 

お試し体験できます
お試し体験できます

下記の条件で お試し体験できます

・初回の1回限り限定です

・施術前までの自己申告制です

・1日2名までの限定

・要予約

・平日のみ対象(土日祝は対象外)

・施術後にコメント記入のできる方

・お試し体験の料金は¥550-

詳しくはこちらを参照してください

フォーム
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基本情報

open: 9:00~20:00(火・水・木・金・土・日曜日)(最終受付18:30)

 

close :月曜日・祝日

御予約優先:℡06-6791-7821

大阪市平野区加美鞍作1-4-4


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