睡眠障害の原因は様々ですが、
ベースには「ノボセ」と「冷え」があります。
「ノボセ」とは主に「頭部」に血液が集まり過ぎて「興奮」や「緊張」しやすい状態です。「うつ熱」ともいいます。これは逆に言うと「リラックス」するのが下手な状態です。
就寝時に考えなくてもよい事柄を考えたり、頻繁に目が覚めたり、夢をよく見たりと眠りの浅い状態になりやすいです。
また、逆に血流の悪い「冷え」の場所も存在します。これは「光と影」「陰と陽」のような関係です。この冷えた場所はカラダの調子のとり辛い場所に存在し、時に「機能低下」「痛み」「しびれ」を伴います。
ということは・・・
「ノボセ」た所を冷やし、「冷え」た所を温めて血流を誘導してやれば良いのです。
例えば、氷枕で頭部を冷やし、当院で販売してます「薬石オンドル」の遠赤効果を利用して患部を温めると、自律神経が勝手に整って深く眠れます。
当院では夏季は「冷やし鍼灸」と銘打って「頭寒足熱」ならぬ「頭寒患部温熱血流誘導療法」の発想を取り入れ夏場の体調不良改善に努めております。